自己紹介

長野県の佐久総合病院で初期研修後 地元である愛媛に戻り、愛媛大学地域医療学講座で家庭医・総合診療医の後期研修を開始しました。研修の記録残すこと、自分の研修記録が今後誰かの参考になればいいかなと思っています。

2014年9月27日土曜日

認定内科医試験の結果が送られてきました。

筆記試験を受けたのが7月の上旬だったのですが
結果の発送が9月下旬以降とアナウンスされていて
結構時間かかるなーと思ってましたが、ようやく届きました。
といっても9月にはいるまでは試験の事自体忘れてましたが^^;

↓のやつが送られてきました。


忙しい時期だったため、ペーパー試験の準備があまり出来ていなかったのですが

たしか90%近くが合格する試験ではあるのですが・・・
やっぱほっとしますね。

【病歴提出】
一応病歴のまとめの評価が優だったのがまあ嬉しかったです。
(器小さい・・・^^;)
それなりに、書類集めが面倒くさくて時間をとられたので・・・
前にも書きましたがちゃんとこういうのも前々から準備しないと
あとあと苦労します。
この病歴の成績が良い悪いで確か筆記試験でたくさん点を稼がないといけなくなったり
するので、まあできたらここでつまづきたくないですよね。
特に、誤字脱字とか、単位の間違いとか、日本語の書き方とかは注意したほうがいいです
減点されるようです。

【筆記試験】
ペーパー試験は人にアドバイスできるほど成績が良かったわけではないのですが
やはり過去問をしっかり解いておくのがいいです。

過去問そのまんま出ていた問題もあったと思いますし、
過去問に出てくる問題、テーマの疾患を調べておくとやはり
似たような問題が出てくるので対応しやすいです。

総じて思ったのはやはり試験を受けるのはひとつの学習のモチベーションになるので
資格を得ること自体も嬉しいものですし
今後、生涯学習をする上で利用していこうと思いました。


家庭医療専門医試験に提出するポートフォリオもそろそろ準備をしていかないと
(プライマリ・ケア連合学会四国で発表します)
あ、再来週Journal Club担当なので準備せねば。このへんで

2014年9月1日月曜日

今日のJournal Club

野村病院では毎週Journal Clubをやっていますが
やはりプライマリケアの病院ということもあり、
実臨床に役に立つ内容を先生方が選んでいます。

今週はK先生が担当しましたが、


BMJのAn early rehabilitation intervention to enhance recovery during hospital admission for an exacerbation of chronic respiratory disease: randomised controlled trial

の論文でした。http://www.bmj.com/content/349/bmj.g4315




ざっくりいうと
P 慢性呼吸器疾患急性増悪で入院した患者さん
E  入院して2日以内に早期リハビリを行った群と
C 従来群とを比較して
O 再入院の数がどうだったか、筋力に差がついたかなどなど

結果は、primary outcomeの再入院率では有意差なし。
逆に1年後の死亡率は高くなってるやん!!!

何でもかんでも
早期介入、早期治療、早期退院がよいような論文や風潮があるように思いますが
今回はよい結果が出なかったどころか
むしろ死亡率が高くなったというところは興味深いところです。

介入群の2日以内にリハビリを始めるというのは
まだぜーぜーしている状態だと思うけどその段階から始めるのはさすがに
やり過ぎということですかね。アグレッシブ。
でも、1年後死亡率に差が出るというのは???


争点とは少し違うかもしれせんが
今回の対象になったひとたちの平均入院日数が5日間程度ということに驚きました。
自分たちの診療と比べるとやはり速い。


今日から自治医科大学のK田君が実習にきてくれています。
夏休み明けで久しぶりの学生さんです。地域医療を満喫してかえってもらえるといいね!