自己紹介

長野県の佐久総合病院で初期研修後 地元である愛媛に戻り、愛媛大学地域医療学講座で家庭医・総合診療医の後期研修を開始しました。研修の記録残すこと、自分の研修記録が今後誰かの参考になればいいかなと思っています。

2014年5月23日金曜日

地域で「生きて逝く」を考える

金曜日は香川の陶病院から大原昌樹先生を野村にお招きしての講演会でした。

タイトルは

<地域で「生きて逝く」を考える> でした。
なかなか渋いタイトルです。

まず会場につくと、以下のパンフレットが渡されました。

公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会という長い名前のところがだしているものです。
以下でダウンロードできます。
http://www.kokushinkyo.or.jp/Portals/0/%E7%B5%82%E6%9C%AB%E6%9C%9F%E3%80%80%E3%81%84%E3%81%8D%E3%81%84%E3%81%8D%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95.pdf

生前の思い出や自分史
葬式のことや遺産相続のことなどの内容から
お世話になった人に送るメッセージなどを記載するようになっています。

内容的には薄くあっさりとしている印象でしたが
あまり重厚なものよりは、このぐらいのほうが手軽でよいのかもしれません。

僕らは人生の最期に立ち会う機会が出てきますが
この方は、この逝き方で望まれていたのかどうか・・・
なんてふと考えこんじゃう時もあります。

点滴ガンガン輸液されて集中治療室で亡くなった重症膵炎の方など。
絶対最期は苦しかったはずとか。

「病院よりは家で死ぬ方がいい」とか、
「なるべく積極的な延命行為はしてほしくない」とか

考えることはありますが、その人の本音は周りのどれだけの人が知っているだろうか。


この講演会の中でも少し話しに出てたけど、
今日の帰りに交通事故にあって重篤な状態になったら・・・


人生の最後を自分に照らして考えてイメージしていることは、
関わる人の生き死にをよりリアルに考えることにつながると思いますが・・・
うーむ、実際なかなか気が進まないもの(;;)


2014年5月19日月曜日

今日はBOSSと訪問診療に行ってきました!

今日は午前は検査で午後は直属のボスと一緒に訪問診療に行ってきました。

特別養護老人ホームの患者さんたちと在宅2件でした。

特別養護老人ホームに入居されている方は基本的に要介護度が高く
年齢もかなり高齢な方が多く、不安定な病態の人も多いです。
細かい変化に気づいて早め早めに対応することが重要。

施設の患者さんたちのマイナートラブルや変化は
毎日接している看護師さんたちが把握してくれているので
スムーズに必要な情報を共有できるので良いです。
ただ、入院している患者さんたちとの病棟管理とはまた少し異なるので慣れが必要なように感じます。

在宅はマターリな空気が流れて心地よい・・・
自分が来てまもなく見ていた方もいましたが
病院に入院していた時よりも表情がやはり良い(^^)
当たり前ちゃ当たり前ですが。

いよいよ野村病院にも電子カルテが入るということで、
新しい電子カルテシステムも少しずつ触る機会が出てきています。
F通のシステムなので初期研修時にも少し触っていたのでそれほど抵抗なくいけそう。

脱!紙!
めちゃ働きやすくなると信じて。。。
明日もがんばりますか

2014年5月17日土曜日

ブログはじめました。

ブログを始めることにしました。

本当はもう少し早く4月1日から始めることができればよかったのですが、大学の所属になり、病院での業務に慣れるのに時間がかかったりでバタバタして結局5月になってしまいました。
3日坊主にならないようにがんばろー。

さてさて。
自分のこれまでの経歴は自己紹介にも有りますが、
高知大学医学部を卒業後
佐久総合病院という長野県にある病院で初期研修医として2年間勤務した後
地元の愛媛に戻ってきました。


愛媛大学医学部地域医療学講座のボスのK教授の「家庭医養成愛プログラム」でシニアレジデントとして研修を開始して今年で2年目です。愛媛大学医学部附属病院の地域医療支援センターというところが所属で医学生・研修医の指導も臨床業務と平行してやることになっています。


3年目は松山市の400〜500床クラスの病院で内科全般の研修を行いました。
いわゆる総合病院でしたが、科の間の垣根はひくく、相談しやすい環境で有益な研修ができたと思っています。


とはいえ、家庭医として地域や家庭を意識した仕事ができていたかというと
なかなか難しかったのも事実。。。
やはり、働く場所によって求められるものも違いますしね。

そんなこんなで、今年の4月からは予定通りではあるのですが
愛媛県の西予にある100床クラスの小規模病院で4月1日から働いています。


健診、訪問診療、病棟業務、外来、救急外来、診療所と多岐に渡るフィールドが用意されている場所で、家庭医・総合診療医としての研修をするには持ってこいの環境です。
予防医学・臨床研究も自分のボスは素晴らしい仕事をされている方で
学ぶこと多いーーーー!

山間部の病院で仕事も患者も多く、それなりに忙しいので時間を自分で作って、
記録をのこしながら、新しいことにもチャレンジできればと思っています。
自分自身の記録であることはもとより、これから家庭医・総合診療医に興味のある医学生・研修医が自分のブログをみて、何かしら参考になるようなブログにできたらいいかなーなんて妄想しております・・・。